キャリア支援に活かせるツール特集① job tag(職業情報提供サイト)——厚労省が運営する「日本版O-NET」を面談にどう組み込むか

この連載では、キャリア支援の現場で実際に使える公的ツール・AIツール・自社ツールを、確認できた事実に基づいて順に紹介していきます。第1回は、公的ツールの中でも基本になる「job tag(職業情報提供サイト、愛称:じょぶたぐ)」です。
job tagは、厚生労働省職業安定局総務課首席職業指導官室が運営するサイトです。2020年3月19日に「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」として公開され、2022年3月4日に「job tag」という愛称とともにリニューアルされました。米国労働省が運営するO-NET(職業情報データベース)の日本版という位置づけです。
厚生労働省の発表によれば、サイトには「職業興味検査」「価値観検査」「簡易版職業適性テスト(Gテスト)」「しごと能力プロフィール検索」「ポータブルスキル見える化ツール」という5つの適職探索ツールが搭載されており、このほか職業検索・キャリア分析・マイリスト機能などがあり、ハローワークインターネットサービスとも連携しています。
面談での組み込み方として、実務では次のような使い方が考えられます。面談前の宿題として、興味検査や価値観検査を先にやってきてもらい、その結果を面談の入口にする。職種を絞りきれないクライエントには、職業検索の画面を一緒に眺めながら、本人の反応(興味を示す・示さない)を観察する。自己理解が浅いクライエントには、ポータブルスキル見える化ツールの結果を、本人の言葉で説明し直してもらう。いずれも、ツールの結果を答えとして渡すのではなく、本人の言葉を引き出す材料として使う点が共通します。
厚生労働省が運営する公的サイトであり、利用は無料です。支援者向けの活用ガイドも公式に配布されているため、初めて使う場合はそちらに目を通してから面談で使うことをおすすめします。
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