研鑽面
スーパービジョンをどう活かすか——受ける側の心構え

自分の面談を経験豊かな指導者に見てもらい、助言を受ける——スーパービジョンは、キャリアコンサルタントの研鑽の柱のひとつとされています。ただ、受けた方から「緊張して身構えてしまった」「指摘されるのが怖かった」という声を聞くこともあります。せっかくの学びの機会を活かすには、受ける側の心構えが鍵になります。
大切にしたいことを三つ挙げます。
一つ目は、良く見せようとしないこと。 うまくいった面談ではなく、うまくいかなかった面談こそ、持っていく価値があります。困った場面、言葉に詰まった場面を正直に差し出せるかどうかで、得られるものが変わります。スーパービジョンは評価の場ではなく、共に考える場です。
二つ目は、問いを持っていくこと。 「あの場面で、ほかにどんな関わり方があったか」と、自分なりの引っかかりを言葉にしておくと、助言が具体的になります。漠然と見てもらうより、問いがあるほうが学びは深まります。
三つ目は、受けた助言をすぐに全部取り入れようとしないこと。 助言は指示ではありません。自分の中で咀嚼し、腑に落ちたところから少しずつ試していく。その過程そのものが力になります。
スーパービジョンを受ける機会をどう見つけるか、その形式や位置づけには制度上の定めもあります。詳細は必ず公式の情報でご確認ください。まずは、指摘を恐れず差し出す姿勢から。それが受ける側にできる、いちばんの準備です。
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