人と組織
燃え尽きを防ぐ働き方——長く続けるために

人の悩みに深く寄り添う仕事は、やりがいが大きい分、担い手自身が消耗しやすい面があります。クライエントの重い話を受け止め続けるうちに、いつの間にか自分がすり減っている——キャリアコンサルタントが長く仕事を続けるうえで、この消耗にどう向き合うかは避けて通れません。
長く続けている方が大切にしていることを、いくつか挙げます。
一つ目は、自分の状態に気づく習慣を持つこと。 疲れは、限界に達してから気づくと回復に時間がかかります。眠りが浅い、面談の後に気持ちが重い——こうした小さな兆しに早く気づけるよう、日頃から自分に目を向けておきたいところです。
二つ目は、抱えたものを一人でため込まないこと。 クライエントの話は外に持ち出せませんが、自分が受けた影響については、信頼できる仲間や指導者に扱ってもらう場を持てます。重さを一人で抱え続けないことが、続ける支えになります。
三つ目は、仕事から離れる時間を守ること。 相談の仕事は、気にかければきりがありません。だからこそ、意識して離れる時間を確保することが必要です。休むことは怠けではなく、長く続けるための準備です。
自分を整えることは、クライエントに向き合う力を保つことでもあります。担い手が健やかであってこそ、寄り添い続けられます。無理をして短く燃え尽きるより、整えながら長く歩むこと。それが、この仕事を続けていくための土台になります。
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