注目第33回試験受験申請学科対策論述面接ロールプレイAIと雇用2026年(令和8年)7月10日 金曜日創刊号
学科面

過去問の正しい使い方——解く回数より振り返りの深さ

キャリコン試験ニュース📖 約2分で読めます2026年7月10日 公開(創刊号

過去問を「何周した」という言い方をよく耳にします。3周した、5周した——回数は努力の目安にはなりますが、実は回数そのものが力になるわけではありません。同じ3周でも、力がつく解き方とつかない解き方があります。分かれ目は、解いたあとの振り返りの深さです。同じ1問でも、振り返り方しだいで得られるものの量は何倍にも変わります。

まず、力がつきにくい解き方から見てみます。

浅い振り返りは、丸付けで終わります。 正解していたら次へ、間違えていたら正しい選択肢を確認して次へ。この解き方を繰り返すと、答えの記号だけを覚えてしまい、周回を重ねるほど正答率は上がるのに、力はついていないという状態になります。

深い振り返りは、選択肢ごとに理由を言えるかを確かめます。 正解した問題でも、「なぜ他の選択肢は誤りなのか」を一つずつ説明できるか。説明できない選択肢が残っていれば、その問題はまだ学び終えていません。1問から4つ5つの知識を確認できるのが過去問のよさであり、この使い方をすれば、少ない問題数からでも多くを学べます。

深く振り返った1問は、選択肢の数だけ知識の確認になり、次に似た問いが姿を変えて出てきたときにも対応できる力になります。

間違えた問題は、間違え方を書き留めます。 知識がなかったのか、知っていたのに読み違えたのか、二択まで絞って外したのか。間違え方には人それぞれの癖があります。癖が見えてくると、対策は「全部を勉強し直す」から「自分の弱いところを埋める」に変わり、残り時間の使い方が具体的になります。

2周目以降は、解き方を変えます。 1周目と同じように全問を解き直すのではなく、前回間違えた問題と、正解したけれど理由を説明できなかった問題だけに絞ります。周回を重ねるごとに解く問題は減っていき、最後には「自分の苦手だけを集めた問題集」が残ります。直前期に頼りになるのは、この絞り込まれた1冊です。

過去の試験問題は、両機関の公式サイトで公開されています。まだ解いたことのない方は、まず1回分を時間を気にせず解き、上に書いた深さで振り返ってみてください。1問ずつは時間がかかりますが、その時間こそが学科の力をつくります。

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