AIと雇用の事実
「AIに仕事を奪われる」は今のところ起きていない——ILOが東南アジア8,000万人の分析を発表

ILO(国際労働機関)は7月8日、生成AIが東南アジア(ASEAN)の労働市場に与える影響についての分析を発表しました。域内で生成AIの影響を受けうる職業に就く人はおよそ8,000万人、雇用全体の22.9%にのぼります。ただし影響が最も大きい層は3.3%(1,170万人)にとどまり、報告は「広範囲の雇用喪失は現時点で確認されていない」と明記しています。
注目したいのは男女差です。影響の大きい職業に就いている割合は、女性が男性の2倍以上。事務職などへの偏りが背景にあります。
日本の現場への示唆: 「AIで仕事がなくなるのでは」という不安の相談に、根拠をもって応じるための材料になります。現実に起きているのは仕事が「消える」ことより「変わる」こと——だからこそ学び直しの支援、つまりキャリア支援の出番が増えるという読み方ができます。
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