注目第33回試験受験申請学科対策論述面接ロールプレイAIと雇用2026年(令和8年)7月24日 金曜日第3号
AIと学び

「どこが苦手か」は、感覚では当てられない——学習の記録をAIと一緒に見る練習法

キャリア支援とAI📖 約2分で読めます2026年7月17日 公開(第2号

学科試験の勉強をしている方に「苦手分野はどこですか」と尋ねると、たいてい迷いなく答えが返ってきます。「理論家が覚えられない」「法令や制度が弱い」。ところが、実際に解いた問題の記録と突き合わせてみると、本人の感覚と正答率がずれていることは珍しくありません。強く印象に残った1問のせいで得意分野を苦手と思い込んでいたり、逆に、出題数の多い分野での取りこぼしに気づいていなかったりします。

感覚が当てにならないのは、記憶の性質を考えれば自然なことです。人は「間違えて悔しかった問題」をよく覚え、「なんとなく合っていた問題」を忘れます。学習の配分を感覚だけで決めると、悔しさの記憶が濃い分野に時間を注ぎ、静かに失点し続けている分野を素通りすることになります。

これを防ぐ方法は昔からあります。解いた問題の分野と正誤を記録し、週に一度、分野ごとの正答率を集計することです。紙とペンでできますし、効果も確かです。難点はただひとつ、面倒で続かないこと。1日の勉強の終わりに集計表をつける作業は、試験勉強そのものより先に脱落しがちです。

AIを使った学習が受験生の間に広がるなかで、いちばん地味で、いちばん効いているのは実はこの部分です。文章を書いてくれるとか、質問に答えてくれるという華やかな働きの前に、解いたそばから記録が残り、分野ごとの正答率がいつでも見られる——記録係としての働きです。判断するのは変わらず自分自身ですが、判断の材料が感覚から記録に変わります。

記録を使った練習は、手順にすると3つだけです。第一に、毎日少しずつ解くこと。 記録は量がたまって初めて意味を持ちます。週末にまとめて解くより、1日10問でも毎日続けるほうが、記録としての価値も高くなります。第二に、週に一度だけ、分野ごとの正答率を眺めること。 毎日眺める必要はありません。曜日を決めて、いちばん低い分野がどこかを確かめます。第三に、いちばん低かった分野だけ、翌週にテキストを読み返すこと。 全部をやり直そうとしないことが続ける秘訣です。正答率の低い順に、一週間にひとつずつ。

第33回試験の学科は11月1日。この夏から記録をため始めれば、10月に入るころには「自分は何をやれば点が伸びるか」を、感覚ではなく記録で語れるようになっています。追い込みの時期に迷わないための準備は、派手な勉強法ではなく、記録の習慣です。

※本紙発行元が運営するキャリラボでは、無料登録で学科の練習問題を毎日10問解くことができ、分野ごとの正答率と弱点の見える化・学習の記録が使えます。

◀ キャリアデザイン新聞トップへ戻る

キャリラボ——本紙の発行元が運営する、学びと練習の場所

キャリアコンサルタントをめざす方と有資格者のためのサイトです。学科・論述・面接の練習、講義動画、セミナーや相互のロープレ練習会まで。国家資格・技能検定2級/1級に対応。クレジットカード不要・論述AI1回/学科AI毎日10問が無料

✍️ 論述AI採点を1回無料で体験📚 学科AIで毎日10問の練習🧭 合格圏診断
キャリラボに無料登録する