登録試験機関の選び方——過去問との相性で決める

国家資格キャリアコンサルタント試験には、キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会(JCDA)という2つの登録試験機関があり、受験者はどちらか一方を選んで申請します。第33回の申請は8月17日開始、締切は協議会が8月28日、JCDAが8月31日です。申請してからの変更はできませんので、これは申請前に決めるべきことです。
まず押さえておきたいのは、学科試験は両機関共通だということです。違いが出るのは実技試験で、機関ごとに出題のかたちが異なります。
では、どう選ぶか。「どちらが受かりやすいか」という評判を探したくなりますが、この選び方はおすすめしません。合格のしやすさは人によって異なりますし、伝聞の評判は根拠が確かめられないからです。他の人にとっての受けやすさと、あなたにとっての受けやすさは、別のものです。どちらが良い・悪いという話ではなく、ご自身との相性の問題として考えるのが健全です。
では、相性はどう確かめるのか。
確かめ方は1つ、自分で過去問を解いてみることです。 両機関の公式サイトには過去の試験問題が公開されています。それぞれの論述問題を、時間を計って実際に書いてみてください。設問の問い方、事例の示され方、答えやすさの感触——読むだけでは分からなかった違いが、書いてみるとはっきり感じられます。「こちらのほうが自分の考えを書きやすい」と感じたほうが、あなたにとっての相性です。
養成講習で学んだ内容がどちらの傾向に近いか、周りに一緒に練習できる仲間がどちらで受けるか、といった事情も判断材料になります。ただ、最後の決め手はやはり、自分の手で解いた手応えに置くことをおすすめします。
そしてもう1つ大切なのは、決めたら迷いを断つことです。学習が進んでから「あちらにしておけばよかったか」と思い返しても、得るものはありません。選んだ機関の過去問と出題のかたちに、残りの時間のすべてを注ぐ。どちらを選んだとしても、その後の学習の深さが結果をつくるという点は変わらないのです。
申請締切まで、過去問を見比べる時間はまだ十分にあります。実技試験の内容や受験の詳細は、必ず両機関の公式サイトでご確認ください。
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